2011年07月06日

はるか昔の妊娠への認識 『諸病源候論』

隋の時代に巣元方(そうげんほう)が著した病因症候学の専門書、
『諸病源候論』(しょびょうげんこうろん)という本があります。

日本が遣隋使を派遣した時代です。

『諸病源候論』にこんなことが書いてありました。





巻三十八、婦人雑病諸侯(二)<子無しの候>編には
女性の不妊症の病因が詳細に分析されている。


「婦人で子ができない(無子)のは、その理由として次の三つがある。
その一は、先祖の墓を祭らないもの。
その二は、夫婦の運勢が食い違うもの。
その三は、夫婦ともに病気のあるもので、これらは皆子のできない原因である。

墓を祭らないものと、運勢の食い違うものの二つは、薬が効くものではないが、夫婦がともに病気である場合には、薬餌療法によつて治すことができる」とのべている。
続いて、
「婦人が宿病をもち、子ができない(無子)場合は、いずれも血気が労傷し、冷熱不調であるところから、風寒の気を受け、それが子宮にやどり病気が生じたものである。
あるいは月経が渋滞して通ぜず、あるいは子宮出血、帯下によって陰陽の気が不調和となり、経血のめぐりが異常となって子ができない(無子)のである」という。


不妊症の歴史 小野正弘 著 より抜粋




いかがでしょうか、う〜ん・・と思えるような記述もありますが、
そういう世界はあるといいますからね。


そあら針灸院


ラベル:古典 東洋医学
posted by そあら鍼灸院 at 16:46| 東洋医学と不妊治療 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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