2011年04月04日

卵胞の成長と鍼灸 質の良い卵子を得るには

卵胞は、始めは原始卵胞という状態ですが、

排卵に至るまでに、

原始卵胞→1次卵胞→2次卵胞→→前胞状卵胞→→胞状卵胞→→排卵前の成熟した卵胞

という過程を200日ほどかけ排卵します。


原始卵胞は眠っている状態です。
排卵の周期に、その中の一部が眠りから起こされ(選択され)発育していきます。
ここまではホルモンに依存しません。ホルモンの影響は受けないのです。


前胞状卵胞まで発育すると、ホルモンの影響を受け発育します。
(ちなみにこの前胞状卵胞の顆粒膜細胞から分泌される、抗ミュラー管ホルモンを測ることにより卵胞の数を推測します。)


そして月経期の時点で、十数個の胞状卵胞が排卵する候補として残っています。

その候補の胞状卵胞達が、FSHの影響で最終的に1つに選ばれ、
成熟卵胞となり排卵します。
選ばれなかった他の卵胞は閉鎖します。


原始卵胞から排卵まではこのような流れになります。



「卵胞が成長し、卵子を排卵すると体温が上昇します。
やがて体温が下降すれば月経になります。
多くの女性は、この月経周期が28〜30日、体温の上昇期間(高温期)が14〜15日あるように自然に調整されています。
通常、この月経周期が乱れることはありませんが、一度乱れるとなかなか元に戻らず、正常な卵子が育たなくなってしまいます。
 
 なぜなら、月経周期は独立したものではなく、ある周期の卵子はその前の周期、さらにはその前の周期の影響を受けて発育するからです。
逆に言えば、ある周期の月経が乱れると、その次の周期、そして次の次の周期と連鎖的に影響して、卵子の発育を悪くしてしまうのです。
このように月経周期が乱れると、卵子の成長・排卵・黄体化は正常に進まなくなります。
 
 つまり、月経周期は毎周期ごとに区切りがあるのではなく、卵胞の成長→排卵→黄体化→卵胞の成長→排卵→黄体化→卵胞の成長・・・と、常に連続した周期であり、周期の中のあるステップの異常は、そのあとのいくつものステップに影響して、卵子を良い状態で排卵できなくしてしまうのです。
女性の月経周期は歯車が正確にかみ合うようなメカニズムで、非常に複雑かつデリケートな調整を受けているのです。」

『不妊治療はつらくない』主婦の友 より抜粋



採卵周期の鍼灸治療はもちろん重要ですが、

何度も採卵をされており、卵が採れない方の場合、
その前の原始卵胞が起き始める期間から、
よい周期を迎えしっかりと身体を整えておくことが、
質の良い卵を採るために重要だと考えます。


なかなか卵が採れなかった方が週1回のペースで来ていただくと、

半年〜1年(中にはもっとかかった例もあります)ほどで良い卵が採れたケースが多かったなと感じているからです。


それと平行して、生活習慣も関わってきます。

極端な例ですが、喫煙をしている場合、hmg注射の本数を非喫煙者より多く使用しているにも関わらず、少ない採卵数というデータもあります。

喫煙ほどではないとしても、まだ生活面においてもできることはあるかもしれません。
生活習慣も一緒に考えたいと思います。

また、東洋医学の面からも、まだまだ考えうることは多いと思います。

生活面や東洋医学的な観点から見直して、着床に結びつく卵子を育てましょう。


新宿 そあら鍼灸院  東洋医学からの観点から考える
posted by そあら鍼灸院 at 12:46| Comment(0) | 卵胞と成長と鍼灸 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする